行政書士の仕事

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先週の1月25日は行政書士試験の合格発表日でした。合格された方、本当におめでとうございます。惜しくも合格に届かなかった方も、勉強した分、前に進んでいることは間違いありません。本当にこのやり方で大丈夫なのか、迷うことはあると思いますが、自分を信じて前を向いてください。必ず合格できると信じてがんばってください。まずはがんばった自分を癒してあげてくださいね。

さて、皆さんは、行政書士の仕事とは、どんなイメージがあるでしょうか?今回は、私の普段の行政書士としての仕事を紹介したいと思います。

インターネットなどで調べると、昔は代書屋だったとか、あまり稼げないとか、ネガティブな情報もあります。しかし、実務的に代書屋だろ、とか小バカにされることは、今どき、まずありません。(^-^)

弁護士さんからは、所詮、行政書士でしょ、と下に見られてるな、と感じることはたまーにあります(^-^; 特に年配のベテラン弁護士さんが多いような気が。まあ、弁護士に比べれば勉強量も試験の難しさも段違いですから、そこは、まあしょうがないかなって感じ、そもそも土俵も違うし、正直気にもしないですが。

それでも、ちゃんと専門性を持った仕事をしていると弁護士さんから許認可申請の依頼がきたり、手伝ってほしいと頼りにされることもある、誇れる仕事でもあります。

行政書士としての仕事は、もちろん書類の作成が主です。役所に提出する書類などは、複雑で法律の知識が必要だったりで、経営者の方にとっては本業もあるなか、結構大変なんです。。それを法律の専門家である行政書士がお手伝いさせていただくということ。行政書士の書類作成の仕事の数は一万種類を超えると言われてますが、私が今までに経験した仕事は、さすがにそこまでありません。数ある中から厳選していって専門性をそれぞれ出していくことになります。

私の主な仕事を並べると、(聞きなれない用語もあるかと思いますが、説明すると長くなるので、ここでは省略させていただきます。すみません。)

●許認可申請(建設業関係許可、産業廃棄物許可、一般廃棄物許可、福祉(介護、障害福祉)関係許認可、貨物運送許可、医療法人設立認可、NPO法人設立認可、農地転用許可など)

●建設業、福祉関係届出

●契約書作成

●会社設立(定款、議事録作成)

●外国人関係手続、在留資格認定証明書交付申請など

●補助金申請

●書類作成以外では相談業務(経営に関する相談、許認可に関する相談、入札参加資格(格付)に関する相談、福祉介護に関する相談など)

他にもいろいろありますが、主な仕事はこんな感じです。そしておそらくほとんどの行政書士事務所はこんな感じです。このなかでも一番多いのは建設業関係です。これには理由があって、やはり収入に関する部分が非常に大きいです。というのも、建設業許可の仕事を受けると、一社で

●建設業許可新規申請

●毎年、決算変更届の提出、

入札参加も希望する場合は、これも毎年、経営状況分析、経営規模等評価審査申請の書類作成や審査の対応、各官公庁への入札参加資格申請書類の作成、

許認可書類の内容に変更がある場合は、変更の書類の作成、

5年に一回の許可更新手続き

さらに、建設業許可に付随する手続き、産業廃棄物や建築士事務所、電気工事業、建設業退職金共済に関する手続き、最近では建設キャリアアップシステム(ccus)の登録などなど、一社でこれだけの手続きが発生します。行政書士は弁護士、税理士、社労士などに比べれると顧問契約という形態はほぼありません。基本的に手続き毎に報酬をいただくので、毎年必ず発生する手続きがある建設業関係の仕事は行政書士には収入面でも非常にありがたいです。継続性、連続性のある仕事を主にすることは、事務所を運営する上でも非常に大切なこととなります。

私は、建設関係ですが、車両に関する仕事、運送許可や車庫証明、名義変更などを主にしているところや、福祉介護関係、外国人の登録関係など、各行政書士事務所で得意とする分野を掲げて、皆さん頑張っています。どの業務をメインにするかは、自分の得意な分野だったり、過去に経験のある分野が主になっているケースなど様々です。私も行政書士になる前は建設関係の仕事をしており、建設については普通の人よりは知識、経験があったと思います。現場を知っていることは、お客様にとっても安心感があり、話が合う、信頼してもらえると感じます。私はたまたま建設関係の経験がありましたが、今は得意な分野などないなぁ、という方も心配する必要はありません。目の前の仕事を一生懸命こなしていけば、それが得意な分野になることは多いです。たまたま仕事の依頼が多かった分野が主になっていく、依頼が多い仕事ということは、それだけ時代の流れに乗った仕事とも言えます。

行政書士は、今や言われただけの書類を作成することだけが仕事ではありません。許認可は会社の経営の重大な部分であり、経営に関する相談、経営のアドバイス、コンサルティングを求められるケースが非常に増えてきています。経営者とコミュニケーションを通じて信頼関係を築いていく、困ったら行政書士さんにとりあえず相談してみようという関係を築くことで、さまざまな仕事を生み出していくことが可能です。さらに福祉介護などの分野は、法改正も多く、人の増減による加算減算や処遇改善などの計画書や実績報告など、複雑、煩雑な手続きも多く、頼りにされることが多いです。先ほど述べた行政書士にはあまりない顧問契約を求められやすい分野の仕事です。このように行政書士の仕事も日々進化しています。今後も新しい仕事が生まれる可能性があります。AIにとって代わられるという話もあり、確かにAIで代用できるところもありますが、経営者のよき相談相手になることができ、AIをうまく使いこなす側になることに行政書士の未来があると思います。これから行政書士になる皆さんには、新しい時代の開拓者として行政書士の未来をさらに切り開いていってほしいと思います。

最後に収入の話ですが、ネット上での「行政書士は稼げない」のネガティブな情報ですが、ウソではありません。でも本当でもありません。当たり前ですが、行政書士に限らず、稼げる人、稼げない人がいるのは当然のことです。士業も選別化が進み、何も努力せず売上が上がることは無いのです。

ただ、時代のニーズを掴み、継続性のある仕事を主にし、お客様の悩み、お困りごとを解決し続け、信頼を得ることができれば、「稼げます!」

先ほどの建設業での収入ですが、ざっくりですが、

許可新規15万、更新5年毎に7万、毎年の決算変更届5万、経営規模等評価申請10万、入札参加資格申請10万、変更関係手続き5万と付随する手続き8万と考えると、一社で年間45万円、月々に約4万の顧問契約と同等になります。入札を希望しない会社さんの場合は当然、金額も少なくなりますが、その分、手間も減り、件数は多く受けることができます。建設に付随する仕事もしている会社さんが多いので私の場合の一社平均は月々5万~6万といったところです。もっと多いかもしれないです。月々に最大20社ほどはこなすことが可能ですが、なかなか大変なので、ひと月10社、年間の新規許可獲得件数10社とすると、月々50~60万、年間収入600~720万プラス新規の150万で750万から870万といったところです。この金額は、めちゃくちゃ多いというわけではありませんが、「稼げない」というわけでもありません。しかも月々10社の場合、正直結構、楽できます。楽というと聞こえが悪いですが、そこまできつくはありません。まだまだ上乗せできる余力が十分あるということです。実際には、これに社労士の収入や、建設業以外の仕事も多いので、収入はもっとアップしていきます。もちろんこれは、成功例のひとつで、最初からいきなりお客さんが10社もあることはないですし、継続して努力することが必要なのは言うまでもないですが、「稼げない」というネットのネガティブ情報ばかりだとつまらないと思いますので、今回紹介させていただきました。簡単ではないですが、私自身は行政書士は稼げる職業だと思っています!(^-^)

皆さんも、是非稼げる行政書士を目指して頑張りましょう!

コメント

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