初任給30万円

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Twitterなどのトレンドにもあがっている初任給30万円。

初任給30万円、なんともうらやましいと思える金額。しかしこれを40代がうらやましいと思うこと自体、なんか日本終わってんなぁ、、、という気もしますが。

今回は、その30万円、実際にもらえる金額はいくらなのか?初任給、総支給、基本給、手取額の違いはなんなんだろう?これを自分なりに説明したいと思います。

今回の話題になっている初任給30万円は、ユニクロを経営する大手企業ファーストリテイリングが現行25万5000円である新入社員の初任給を30万円にあげるというもの。

ファーストリテイリングの新規採用のホームページ募集要項を見てみるとグローバルリーダー候補の基本給が25万5000円なので、これのことなのでしょう。記載はないが、おそらくほぼ大学卒だと思います。海外転勤の可能性もありと、海外まで行かされるとなると、うーん、30万でも安い気もするが、まあまあ、そこは私がどうこういうところではないですね。グローバルリーダー候補のほかにもう一つある、地域正社員というのは、初任給177,500円~202,800円とあるので、こちらがいくらあがるのかのほうが大多数には大事な気がするが、報道では触れているところほどんど見かけませんでしたが、まあそこも今回は置いておきましょう。

言葉の説明ですが、

初任給というのは、新入社員となって初めてもらう給料のこと。

総支給というのは、会社から支払われる給料の合計金額のこと。例えば、基本給25万、職務手当2万、地域手当2万、通勤手当1万の合計金額30万円のことを総支給といいます。初任給というのも、総支給のことをいいます。

基本給や手当というのは、最低賃金という法律の決まりはありますが、最低賃金を上回ればとくに法律的な定めはなく、会社が作った決まりによって決定されます。

手当がなく、基本給だけで30万円というのもありえます。

・手取り額とは?

手取り額とは、総支給金額から税金や社会保険料などを会社が引いたあとに、実際に従業員本人が手に取る金額、要は口座に振り込まれる金額のことです。

では、実際に初任給(総支給)30万円だった場合の手取り額を計算してみましょう。基本給のみ30万円、営業職、扶養家族なし、協会けんぽの健康保険(東京都)、厚生年金加入、住民税は非課税の場合です。

基本給  300,000円

健康保険料 14,715円

厚生年金保険料 27,450円

雇用保険料 1,500円

所得税 6,750円

実際の手取り額は、256,335円となります。

みなさんは、実際に手取り金額を見てどういった感想をお持ちでしょうか?

私などは、大卒の一般的な平均金額や自分の時代と比べたら、結構多いな、うらやましいな、ですが、日本全体の賃上げのためもっと積極的に展開してほしいというのが正直な感想です。世界からしたらだいぶ低いと思います。今回は住民税も非課税としていますが、この給与でボーナスまでいれると年収500万円近くなると思いますので、住民税も15,000円~20,000円ほどになる可能性もあります。そうなると手取り額ももっと減ることになり、なんともせつない感じにはなります。

しかし、日本だけ給料全然上がらないというのはたまにニュースに出ますが、私の実感としても同じです。約20年前、私(大卒、営業職、福岡)の初任給は21~22万円でした。ほぼ現代と変わっていません。。。ただ、時給はその当時たしか最低630円くらい。700円で、まあまあいいな、という感じでした。時給は今最低900円(地域差あります)。どういうことなのでしょうか。。。時給はあがっているが、月給はあがらない。謎の制度があるようです。

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